一般社団法人ペットフード協会の調べによると、2020年の猫と犬の飼育頭数は、猫:964万4千頭、犬:848万9千頭とのことで、2017年以降は犬よりも猫の方が多いとのこと。
また、1年以内の新規飼育者数は直近2年は増加傾向にあるようで、新型コロナウイルスの影響でペットに癒しを求めたり、家族内でのコミュニケーションを求めて飼う方も多いようです。
一方で、ネット上ではペットなんて飼うんじゃなかったと後悔している方もチラホラ…
また、そんな方々の中には、ペットをどこかに捨ててしまう方も…。
我が家は、2匹の猫(メチャとサチ)と生活し始めて7年になります。
新しく1匹(シロ)が加わりました。
2匹を迎え入れるまでは、ペットを飼うという経験はしたことがなく、猫との生活は初めてでした。
だから、猫との生活を始めた際の戸惑いはよくわかります。
ここでは、これから猫を飼おうかと考えている方に「猫を飼うんじゃなかった」と後悔しないよう、「覚悟すべき5つのこと」についてお知らせします。
これらの事項を受け入れられない方は、猫を飼うのはお勧めしません。
あなたも猫も幸せになれないからです。
家や家具が傷つきます
猫は、爪とぎをします。
爪とぎをする理由は次のものがあるそうです。
- 鋭い爪の維持
- マーキング
- リラックスや気分転換
- 自己アピール
うちのサチは、段ボールハウスで爪とぎをしてくれるのですが、メチャは家の柱などの木の部分でカリカリカリカリやります。
おかげで家の中の木の部分はボロボロです。
メチャは、私たちの気を引こうとして爪とぎをしていることが多い気がします。
シロは今のところ段ボールハウスで爪とぎをしてくれていましたが、最近メチャに教えられたのか柱で爪とぎをすることも増えてきました。
あとは、床も傷つきます。
猫の爪はかなり鋭いです。
我が家の床は無垢材のフローリングなのですが、走り回りますのですぐに傷だらけになりました。
また、家具もファブリックのものは恰好の餌食です。
爪とぎに使われ、あっという間にボロボロになってしまいます。
掃除に手間がかかります
猫は動物です。
人間の望むように家を綺麗に使ってはくれません。
水を飲めば口の周りについた水を首を振って周囲にまき散らすし、ご飯だって器の外に散らかしたりします。
うちのメチャとサチは鼻炎を持っていたので、くしゃみの度に鼻水をまき散らしました。
(サチはご飯を替えたら鼻炎が治ったのですが、メチャは残っています。だいぶ良くはなったのですが…)
あとは、よだれとかよく分からない分泌物とかが窓ガラスについたりします。
また、猫の毛は、毎日かなりの量が抜けています。
毎日掃除機をかけていてもかなりの量が掃除機に吸い込まれているので、最初は驚きました。
猫の毛はふわふわと家の中を飛び回りいたるところに蓄積されます。
冷蔵庫と壁の隙間、ソファの下、あまり使わない食器の上(食器棚に扉があればいいですが、我が家は露出なので)など…
猫のトイレ掃除も必要です。
我が家の猫はトイレの場所はすぐに分かってくれて、トイレ以外で用を足すことはないのですが、トイレの掃除は毎日しないといけません。
トイレが汚いと、排泄を我慢したりして猫の体に悪影響が生じます。
我が家は色々試して鉱物性の猫砂を使っていますが、トイレの後に足に猫砂が付いてしまうので、猫砂がトイレの周りに散らばってしまうのも、掃除の手間を増やしています。
猫は頻繁にゲーします
猫と一緒に生活するまでは知りませんでしたが、猫はかなりの頻度でゲー(嘔吐)します。
ご飯だったり、毛玉だったり、胃液だったり、ゲーの種類は色々ですが、まぁよくゲーします。
最初は病気かと思って心配しましたが、調べたら猫にとっては通常営業のようです。
昼間一緒にいるときだとだいたいゲーする音(?)で分かるのですが、外出中はもちろん、夜寝ているときは分かりません。
なので、その場合はどこでゲーしているか分かりませんので、知らずに踏んでしまってびっくりしたり、後でカピカピになったものを見つけることもあります。
また、猫のゲーは(人間のも同じですが)胃酸を含むので、我が家の無垢材の床にゲーすると、自然塗料が溶けて(?)染みになってしまいます。
長期に家を空ける場合は対策が必要です
「猫は家に付く」と言われますが、基本的に家から出ることを嫌がりますし、車に乗ることが嫌いな猫が多い(稀に大丈夫な猫もいるようですが)ので、旅行に連れていくことはほぼ不可能と考えた方がいいです。
我が家のメチャさんは、目の病気で車で1時間程度の病院に行かなければいけなかったんですが、車の中で鳴き続け、ついにはケージの中で糞尿をまき散らすという暴挙に出ました。
また、飼い主が家を空けることができるかというのは、猫の性格によるようです。
我が家の場合は、自動給餌機を使ったり、トイレを複数用意したり、水をたっぷり用意したりして、これまで最大5泊6日まで家を空けたことがあります。
ただ、飼い主が家を離れることを極度に不安に思い、ご飯を食べなくなったりする猫もいるようですので、その場合は対策を取ったとしても難しい場合もあります。
別の方法としては、ペットホテルなどの利用がありますが、費用がかかりますね。
猫との生活はお金がかかります
一般社団法人ペットフード協会の調査(2020年)によると、猫にかかる1か月の費用(1頭飼育の場合)は、平均7,252円ということです。
ということは、年間で約9万円です。
改めてデータで示されると、大きな額ですよね。
平均ですので、フードの価格や猫砂の価格、おもちゃなどの猫用品の購入状況によって変わってくると思います。
我が家の場合は、ご飯代と猫砂代で、2匹で平均7,000円/月くらいかなと思います。
1匹増えましたので、今後は1.5倍に増えますね。
猫用品はたまに購入するくらいですので、年間で1万円くらいでしょうか。
医療費としては、メチャとサチは今のところ年1回のワクチン接種(3種混合ワクチン)だけなので、1匹4,000円(2匹で8,000円)。
ただ、高齢になってくると色々病気が出てくる可能性があるので、その点は心配です。
シロはこれから避妊手術が必要なので、手術費用が25,000円(メスの場合)くらいかかりますが、これは一度切りですからね。今後は年1回のワクチン接種が必要になりますね。
我が家の猫にかかる年間のお金(3匹分)をまとめると、こんな感じでしょうか。
- ご飯代・猫砂代 : 約10,000円×12か月=約12万円
- 猫用品代 : 約1万円
- 医療費 : 12,000円+α
- 合計 : 約15万円/年
改めて計算してみると、結構な負担だったんですね。
猫との生活はお金がかかります。
この金額を払ってでも猫との生活を望むか、ということです。
まとめ
今回は、私の経験から猫を飼うデメリットについてまとめてみました。
「猫なんて飼うんじゃなかった」と後悔してほしくないですし、ましてや猫を捨てるようなことはして欲しくありません。
もちろん、猫を飼うことはデメリットだけではありません。
猫は新しい景色をたくさん見せてくれています。
私も最初は戸惑いましたが、今や猫は家族の一員です。
デメリットをしっかり認識し、それを受け入れる覚悟を持って猫との生活を始めてください。
私も最初は戸惑いましたが、今や猫は家族の一員です。
デメリットをしっかり認識し、それを受け入れる覚悟を持って猫との生活を始めてください。
私も最初は戸惑いましたが、今や猫は家族の一員です。
デメリットをしっかり認識し、それを受け入れる覚悟を持って猫との生活を始めてください。
私も最初は戸惑いましたが、今や猫は家族の一員です。
デメリットをしっかり認識し、それを受け入れる覚悟を持って猫との生活を始めてください。
私も最初は戸惑いましたが、今や猫は家族の一員です。
デメリットをしっかり認識し、それを受け入れる覚悟を持って猫との生活を始めてください。